
「家づくり失敗・後悔談」の第9弾ブログ。実際の家づくりを体験された方の、「生の声」をご紹介いたします。(^^)/
家づくりにも、色々な意見・考えがありあす。これから家づくりを考えられている方の参考になればと、全国よりモニター募集いたしました。今回は「二世帯住宅での失敗談」(広島県I様)の事例です。
《二世帯住宅で失敗中の我が家の体験談》
祖父母や両親と同居する際、二世帯住宅を建てるのであれば、一軒家として建てるのではなく、同敷地内に別々の建物として建てたほうが良いです。
そのほうがいざとなったら要らぬ建物のほうを取り壊せばよいからです。
我が家は一軒家として一階が駐車場の3階建ての二世帯住宅を建てましたが、祖父が亡くなり、祖母が老人ホームに入ってからは、祖父母が住んでいた今は誰も使わぬ2階の洗面所や浴室やトイレやキッチンが不要のモノとなり、要らぬ部分の掃除にかかる時間と手間に悩まされています。
リフォームするにもお金がかかるので無理だし、2階だけ貸し出すことも不可能なので困っています。元気で住んでいる際は、互いのプライベートは守られているので良いけれど、その後が大変なことになります。
また、憧れとして作った広いロフトは、そのうちになければ良いモノになってしまいます。
洋服等の収納の際に作った広めのウォークインクローゼットは良かったのですが、ロフトは荷物をしまう収納場所としてはよけれど、急な階段を数段上る必要があるので、若い時は良くても年をとったら落下骨折が怖くて上ることができなくなることを祖母を実例として見ています。
急な階段を上る必要があるので、スーツケースなどの大きな荷物の上げ下ろしは一人では難しいです。ロフトはこまめに掃除をしなければホコリがたまりやすく、掃除をする際も上ったり下りたりが必要で、高さが低いので掃除する際に腰が痛くなります。
庭を憧れの緑の絨毯のようにしたのですが、年齢が上がると手入れがしんどくなるし、放っておけば草等が伸びてえらいことになるので、初めから手入れが楽なバリアフリーのコンクリートにしておいたほうがよかったと今では後悔しています。
建物にしても、3階建ての際に一階を駐車場にすると、建物の強度が弱まるみたいなのでお勧めできないし、地震の際も震度2ぐらいで平地よりも揺れが激しいように感じます。
ガス火での調理に慣れた祖母がガスを主張したのでIHにしなかったのですが、祖母が認知症になって怖くて結局IHに変える羽目になったので、初めからキッチンはIHにするべきだと断言します。
家を建てる位置を決める際、近所がどんな感じなのか、建設予定の土地には以前何が建っていて何故壊されたのかをキチンとネット等で下調べをしておいたほうが、後々後悔しなくて済みます。
3階建てにすれば、階段掃除も大変になり、年をとるごとに上るのがしんどくなります。
自分が年をとってもリフォームしなくても良い家を考えて建てることをお勧めします。
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