お住まいづくりを考えだしたら、なるべく早く家を手に入れたいと望むのはもっともなこと。
しかし、土地選びや依頼先探し、希望のお住まいのイメージづくりには時間をかけて取り組みたいのもです。
いったん工事がはじまると、工程通りにドンドン進んでいきます。
工事に入るまでが、あなたが時間をかけて大きな決断と決心をする時間なのです。
まずは、家づくりの流れの中でどんな工程があり、何をしなければいけないのかをご紹介します。
依頼先によっては、省略の項目もありますが基本をおさえておきましょう。
目次
ステップ1 情報収集
まずはじめにやることは、情報収集です。
情報収集の方法はいくつかあります。
住宅雑誌にインターネット、モデルハウス展示場見学等。
セミナーや各種イベントを実施している工務店も多いので、参加すると参考になるはずです。
各社の家づくりに対する考え方、社員から社風まで感じとれることもできそうですね。
ステップ2 資金計画
毎月の住宅ローンの返済額と光熱費を合わせてどのくらいの支払いなら、無理のない金額でしょうか?
その中で、土地の予算、住宅の予算、その他の必要なお金を振り分けていきます。
補助金の受けられる予定があれば、それも考慮しましょう。
ステップ3 土地探し
金額が安いからという単純な理由で選んではいけません。
法的規制や接する道路、土地の形や方位も大切な要素になります。
学校や病院等の周辺状況も考えましょう。
ステップ4 土地の契約(手付の支払)
仲介業者立ち合いのもと、重要事項の説明を聞き、土地の所有権の移転を受ける契約を結びます。
この時に、土地代金の2割以下の手付金を現金で支払います。
ステップ5 土地残金の支払い
支払いと同時に、所有権を移転する手続きを司法書士が行います。
ステップ6 依頼先を決める
建築家、ハウスメーカー、工務店などから、家づくりのパートナーを選択します。
ステップ7 基本プラン
依頼先と家づくりについて話し合い、ご要望を盛り込んだプランプレゼンテーションを受けます。
ステップ8 設計契約
信頼できる!家づくりをお任せできる!と判断できましたら、設計契約を結び着手金を支払います。
着手金は、後の工事契約金に充当されます。
ステップ9 基本設計
要望や法的規制を考慮しながら、住まいのイメージやライフステージも踏まえて詳細に検討しながら、基本プランを重ねます。
この時には、概算の金額も頭に入れながら進めるようにしましょう。
ステップ10 実施設計(基本設計料の支払い)
基本設計ができましたら、基本設計料を支払います。
これから、詳細見積もりと施工を行うために必要な図面や仕様書を作成してもらいます。
ステップ11 見積もり
工事を総額だけではなく費用の内訳を明確にし、使用する材料のグレードや工事範囲を明確にします。
初めて聞く材料名、工事種がでてきますが、疑問点はどんどん質問しましょう。
ステップ12 住宅請負工事契約
図面、仕様書、見積もりに納得できましたら、工事期間、工事金額、工事代金の支払い方を確認して署名・捺印します。
以上が家づくりをご検討から、住宅工事請負契約までの基本的な流れですが、依頼先によって異なるところもあります。
設計契約をする会社、しない会社、着手金が必要な会社、不要な会社、様々ですので、依頼先に確認しましょう。
次回は、住宅請負工事契約後から建物お引渡しまでの流れをご紹介します。