
鹿児島・出水市で健康住宅をご提案している丸久の家創りです。
アトピーや喘息など、アレルギー疾患の重大な原因として、住宅のシックハウスが影響していることをご存じですか?
住宅のシックハウスを理解することで、ご家族の健康を守ることにつながります。
今日本は、多くの方がアレルギー疾患で悩まれている環境だと思います。
その原因が、住宅の「シックハウス」だと、かなり前から言われています。
今回は、この「シックハウス」問題の7つの要素を理解していただきたいと思います。
目次
住宅のシックハウス対策は重要なのか?
上の図をみてもらうと、「生命の営みに不可欠な3つの三要素」として、
・水(飲み物)
・空気(酸素)
・栄養素(食べ物)
とあります。
〇そして、この三要素の「人が生涯で摂取するものの重量比」で見ると(下記グラフ)
・摂取空気83%
・飲み物 8%
・食べ物 7%
・その他 2%
となります。空気の摂取量が圧倒的に多いです。
では、その空気の摂取場所ですが、
・室内 74.7%
・屋外 8.3%
と、室内が圧倒的です。
では、室内を区分してみると、
・自宅 56%
・他 18.7%
と、自宅で摂取する空気が半分を超えています。
この数字が示すように、人は自宅で過ごす時間が多く、その自宅で多くの空気(酸素)を体内に吸収してることになります。
生涯において、住宅でこれだけの量を身体に必要な空気(酸素)として吸収しているのですから、「住宅のシックハウス策対」は重要になってくるという事です。
シックハウス症候群とは?
新築の住宅で起こるシックハウスの症状として、
・倦怠感
・めまい
・頭痛
・湿疹
・のどの痛み
・呼吸器疾患
・目がチカチカする
・涙が出る
・ふしゃみ、鼻水、鼻がツーンとする
など多くの症状があらわれると言われています。
また、シックハウス症候群はまだまだ分からない部分も多く、病院に行ってもなかなかシックハウス症候群と診断されないのが現状で、 自立神経失調症や更年期障害などと間違われられることも多いです。
そして、高度成長期多くの住宅の建設を求められた時代に、「新建材」と呼ばれる化学物質を多く含んだ建材が多く使用される事になりました。
また、建築工法や施工技術により「高気密・高断熱」化が進み、換気が不十分な住宅は、有害物質が室内に溜まり、
重大な疾患を誘発する要因と言われています。
シックハウス症候群の原因物質は?
シックハウス症候群の原因物質として、新建材等に使用される接着剤や防腐剤に含まれる「揮発性化学物質」があげられます。
厚生労働省は、ホルムアルデヒドなどの13項目について室内濃度基準を定めています。
〇そして、その中で国は5品目を「特定測定物質」として指定しています。
・ホルムアルデヒド
・トルエン
・キシレン
・エチルベンゼン
・スチレン
シックハウスの国の取り組み
上の画像にあるように、平成15年7月に、「シックハウス対策のための規制導入改正建築基準法」が施工されました。
(※シックハウスの原因となる化学物質の室内濃度を下げるため、建築物に使用する建材や換気システムを規制する法律です。
対象は住宅・学校・オフィス・病院等、全ての建築物の居室です。)
規制の内容は、
・ホルムアルデヒドの内装仕上げ制限
・ホルムアルデヒドの天井裏の制限
・換気設備設置の義務化(24時間換気)
・クロムピリポスの使用禁止
と規制されました。
この規制によって「フォースター F☆☆☆☆」の建材が使われるようになりました。
(※これはホルムアルデヒド放散建築材料の分類で最上位規格の製品です)
よく、住宅の営業の方が言われる
「わが社はF☆☆☆☆の建材やクロスを使用していますので、安心です」
「当社はF☆☆☆☆ですので、シックハウス対策は万全です」
と、使われるのが「F☆☆☆☆」です。
国の基準をクリアしていれば安心?
さてここで、では国の定めた基準を守っていれば、安心なのか?大丈夫なのか?という疑問が出てきます。
つまり、国の定める数値が「最高基準」なのか?、最低守らねければいけない「最低基準」なのか?です。
面白ニュースがありましたので、ここで紹介します。
2010年に完成した、東京都永田町にある新しい議員会館。
国会議員の方が引っ越しして利用されて、しばらくしてから国会議員の方にシックハウス症候群の症状がでたというニュースです。
国会でも取り上げられています。
この中で前原大臣は、
「共用開始前に5種類のVOC(揮発性有機化合物)室内濃度の測定を行う。」
「いずれも厚生労働省が定めた濃度指針以下であると」
つまり、厚生労働省が定めた濃度指針を守っても、「最高基準」ではないのでシックハウスの症状は起こりうるということです。
しかも、国会議員という大人の方もなりうるので、まだ抵抗力の弱い、子供・乳幼児・お年寄り・デリケートな人などはその危険性はますます増してきます。
〇また、24時間換気装置が義務化だからと言って安心ではありません。
24時間換気といってもどうしても室内に空気の循環が悪く、 空気のよどむところが出てきます。
特に今の時代「高気密」住宅が叫ばれている中、「計画換気」をしっかり行わなければ安心と言えません。
自然素材を使っているから安心?
木材や自然塗料から放出する化学物質もあります。
このことが原因でシックハウスの症状がでるとも言われています。
自然素材だからと言って安心ではありません。
家具やカーペット、家電製品、日用品などは?
建築するときに、シックハウス対策は万全でも、入居後の持ち込む家具やカーペット、家電製品、日用品も影響は大きいです。
特に家具の影響は大きく、その中でも輸入家具は要注意と言われているみたいです。
このように、冒頭でもお話した、住宅でのシックハウス対策はキチンと対策を考慮しないと、せっかく家族で幸せになる為に建築した家が、家族を不幸にしてるかもしれません。
そのくらい住宅の「健康対策」は重要です。
温熱環境の「ヒートショック対策」
空気環境の「シックハウス対策」
は、健康な家づくりには欠かせない重要な項目です。
「シックハウス」という名前を最初につけられた歯科医の上原さんは、ご自身の家族がシックハウス症候群になり、それ以来「住宅と健康」の活動に尽力されています。
「一般社団法人 健康・省エネ住宅を推進する国民会議」の理事長をされ、全国を飛び回り講演やセミナー・シンポジウム等を開催。
その国民会議の講演の中で、
医療のお医者さんは「治療医学」
建築実務者は「予防医学」
と話され、「健康と住宅」の重要性を訴えられています。
これから家創りを考えていらっしやる方は、「シックハウス対策」を大切に考えている工務店と、お付き合いすることがご家族を守る近道です。
※シックハウス対策の一つとして「免疫住宅」をお勧めしております。
ご興味あられる方は下記URLをクリックしてください。
〇【丸久の家創り】 健康・快適な家づりをご提案
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アドバイザー イデでした^^/~~
家づくりで分からない事があったらなんでも相談下さい(^^)/