
こんにちは、鹿児島県・出水市の丸久建設(株)住宅事業部「丸久の家創り」です。
今回は、【あなたが建てるべき家】シリーズ第6弾、「室内温度」についです。今まで断熱・気密・換気をしっかりとして、暖かい家づくりがこれからの建てる家ですとお伝えしましたが、ではいったい室内温度はどれくらいが良いのか?を今回はお話しします。
■英国の室内温度
イギリスの保険省では、
部屋の寒さが健康を阻害する要因になりますと明言しています
イギリスでは部屋の最低気温を義務化されており、
住宅の健康安全を評価するシステムがあります。
リスクの高い建物には改善命令が出されることもあるそうです。
断熱性を高くすることによって、
冬場の最低室温を高く維持することができるので
健康も維持できるという考えです。
断熱性と健康は関係が深い、
だから断熱性の高い家をおすすめしているのです。
■室内間の温度差
これは、もうすぐ義務化される省エネ基準と、
さらに2~3ランク上のHEAT20 G2(グレード2)で、
室温をシミュレーションしたものです。
1月、外気温が0度で、
リビングダイニングに暖房を設置し
20℃設定で運転した時の、各室の温度を表しています。
外皮の断熱性が高い、HET20 G2の家は
暖房をしていない部屋でも室温が高く、
ヒートショック原因となる
部屋間の温度差が少ないことがわかります。
■体感温度
部屋の中で、暖かい・冷たいと感じる温度は、
室温だけでなく壁や床などの表面温度も関係しています。
室温と表面温度を合わせて、体感温度と言います。
表面温度が断熱性が低い家だと
外皮(がいひ)の温度も低いので、
体感温度は寒いと感じます。
暖房機の設定を同じ20℃にしたとしても、
断熱性の違いにより体感温度に差が出てきます。
■健康面からの室内温度
この様に、室内温度の関しても、
捉えるポイントが多くあります。
ただ、漠然と暖かい家づくりと言っても、
機会に頼る暖かさ、自然温度(機械を使わない)の暖かさとあります。
考え方、特に建築実務者の考えで様々になって来ます。
ここで、我々が推奨している
「HEAT20」のG1以上(できればG2)の
家づくりが基準になると思います。
このG1以上のレベルで、
健康面から考えると良いとされている
居室の下限室内温度15℃以上を
概ね実現できるのではないかと思います。
(出典:野池政宏氏「パッシブデザイン講義」)
■室温シミュレーション
左側が平均的な住宅の仕様。
右側が丸久の家創りが進める「HEAT20」のG1れべるの家です。
実際「室温シミュレーション」を行ってみると
平均的な住宅での最低室温は11.4℃で、
G1レベルのQ値1.9では、最低室温16.7℃です。
最低室温が、平均的な家と丸久の家創りでは
「5.3℃」の違いがあります。
この5.3℃の室温の違いを分かりやすく解説すると
冬の寒い朝に、無暖房で16.7℃の室温、
季節で例えると3月下中の暖かさが実現できるのです。
真冬の朝でのこの3月下旬の暖かさが、
快適性での健康面での効果を示すものだと思います。
家族の健康と快適にすごせる家づくりを是非!!
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