家を建てようと考えたら、まずどこの会社に建築をお願いするか迷うと思います。
TVコマーシャルで馴染みのあるハウスメーカーや、近所で頑張っている地元の工務店等。
兄弟や親せきに、家づくりに携わる方がいれば、その方の会社でお願いすることも多々あります。
家づくりを予定してる方が、参考になるようにと、建築中の家が完成したら、「完成見学会」を開催することが多いですね。
また、セミナーや勉強会、各種イベントを開催して各社の家づくりへの想いを知っていただきたいと、考えています。
そのような機会に是非参加して、各社の建物や社風を感じて選んでいただければ、失敗も少なくなると思います。
今回は、ハウスメーカーと地場工務店の違い・特徴をお話しします。
まず違いを知って、絞り込んでいくと迷いも少なくなると思います。
ハウスメーカーで建てるメリット
ネームバリューがあり、入居後の安心感がある。(本当に安心だということではありませんが)
研究開発による高い品質が保障される。
工務店で建てるメリット
規格ではない、自分らしい家づくりが出来る
大工さんがいるので、困った時に対応が早い
ハウスメーカーより価格が格段に安い
ハウスメーカーで建てるデメリット
工務店より価格が高いこと。
工事途中の変更に対応することが難しい。
担当者が転勤する可能性がある。
工務店で建てるデメリット
パンフレットやカタログがない
モデルハウスがない
会社が小さいので、信用力に乏しい。(信用できないということではありません)
つまり、ハウスメーカーは完成した家のイメージをつかみやすいけど、工務店と比べると、はるかに価格が高い。
通常、2000万円の家なら、500~600万円の差額があるといわれています。
ハウスメーカーが高い理由
なぜ、ハウスメーカーの家は高額なのか?
それは広告宣伝費に多額の費用が必要だからです。
ハウスメーカーにあって、工務店にないもの、
それは・・・
豪華なカタログやパンフレット
住宅展示場やモデルハウス
カッコイイ営業マン^^
これら全てに、お客さんの「家づくり」のお金が使われます。
ハウスメーカーのテレビCMには有名タレントが出てきて、会社のイメージアップを宣伝します。
モデルハウス1棟の維持費には、年間7000万円~1億円必要だともいわれています。
大手ハウスメーカーの中には、営業マンの平均年収が880万円(平均年齢42歳)というデータもあります(日経BP社調べ2009.09発表)
つまり、ハウスメーカーの価格が3割高いのはブランドイメージ代金が、価格に含まれているからなのです。
工務店が安い理由
ハウスメーカーと逆ですね。
地域密着で、仕事をしているので広告宣伝に多くを必要としていない。
モデルハウスがない代わりに、既に建てたお客さんの家を見せてもらう。
営業・設計・現場監督・アフターサービス、少数精鋭で何でもこなすから、経費が少ない。
まとめ
ハウスメーカーに頼むのも、工務店に頼むのも、建てる方の価値観次第です。
知名度・ブランドイメージを重要視する人はハウスメーカー向き。
自分らしく、こだわりの家をつくりたい人は工務店向き。
いかがでしょうか?
あなたはどちら派でしょうか?
現在では、工務店同士でグループを形成し、皆で勉強会をすることで情報を共有し工事の技術や住宅の性能を高めている会社が多くなっています。
少しでも満足して住んでいただく家づくりをどの会社も勉強していますが、それを確認するポイントは別ブログでまとめてあります。
「高性能住宅の時代の今、良い工務店・ハウスメーカーを選ぶ8つのポイント」
いい建築業者に出会うことをお祈りします^^/