
鹿児島市モデルハウス(松陽台)「くつろぎの家」
場所:鹿児島市松陽台56-4 tel 0996-63-0618(丸久建設)
http://www.marukyu-hanacoco.com/inquiry/
【見学希望の方は事前にお問い合わせ下さい】
丸久の家創りの鹿児島市モデルハウス「くつろぎの家」がオープンして1年がたちました。
これまで100組を超える来場がモデルハウス「くつろぎの家」にあり、たくさんの方の家造りの参考にしていただきました。
ここで、鹿児島市モデルハウス「くつろぎの家」の担当者だけが知っている誕生するまでの話をしたいと思います。
目次
「くつろぎの家」は幼い子どもが2人いる4人家族の暮らしを想定した家づくり
この家(モデルハウス)に住む家族は家族で一緒に朝食をとります。
夕食は子どもが幼く早い時間に食べることもあり、お父さんは家族の夕食に間に合いません。
しかし、お風呂の時間には間に合うので一緒に入っていたのですが、最近は子ども達がお母さんと一緒に入りたがり、お父さんは少し寂しい思いをしています。
お母さんも夕食もお風呂も子どもと一緒だと大変なので、お風呂はお父さんと入ってくれるといいと思っています。
お風呂に入った後は、絵本を読んで子どもたちはベッドで眠ります。
子どもたちを寝かしつけてから、お父さんはお風呂に入り夕食をとり、お母さんはドラマを見ながら洗濯物を片付けます。
夫婦は23時過ぎに眠り、翌朝の6時に起きてまた1日が始まる。
そんな暮らしの器にはどんな家がふさわしいのか、暮らしやすくあきのこないデザインはどんな家なのか、40年50年の時がたちこの家に暮らした夫婦が住まなくなったとき、また次の住み手が住み継いでいける建築であってほしい、環境のためにもこの建物を支える木材と同じ大きさの木が育つまで100年住み継いでいける建築を造ろう。
そんな家づくりがしたい。鹿児島市モデルハウス「くつろぎの家」は丸久の家創りの想いを込めました。
鹿児島市モデルハウスは、理想の家族、理想の暮らし、理想の家
幼い子どもがいる家族の理想とはどんな家族なのか考えるところから、この家づくりはスタートしました。
いろいろ考える中で家族にとっても、子どもの成長にとっても、夫婦にとっても最も大切なことは「コミュニケーション」だと思いました。
子どもが学校から帰ってくると夕食の支度をしているお母さんのとなりで宿題をして、学校でどんなことがあったのか話をする。
子どもを寝かしつけ、お父さんが夕食をとっている隣でお母さんが洗濯物を片付け、子どものことや今度の週末の予定を話すようなコミュニケーションがうまれる暮らしが理想の暮らしなのではないかと思いました。
冬の寒い日に温かい部屋でゆっくりコーヒーを飲む時間や、休日に気の合う仲間家族と料理を楽しみながら食事をする暮らしも理想の暮らしですが、日々の暮らしの中で、家族で一緒にいる場所や時間を共有できる家こそ理想の家族に住む家なのではないかと思いました。
毎日、一緒にいる家族だからケンカをすることもあるし、意見が合わずにお互いの事をわずらわしく思ったり、ちょっとした言葉や行動でイライラしたりすることもあると思います。
特に幼い子供のいる家庭ではたくさんあると思います。
でも、毎日会う夫婦、親子、兄妹だから我慢できるし言いたいことも言える。
仲直りすることも謝ることもできる。そんな日々の中で成長していける家族こそ理想の家族なのではないかと思います。
鹿児島市モデルハウスはそんな理想の家を実現します。
〈モデルハウスのポイント①〉「くつろぎの家」は強制コミュニケーションハウス
家族のコミュニケーションがうまれることを考えると、コミュニケーションの時間としては、食事の時間が大切だと思いました。
食事を食べる時間だけではなく、造る時間や片付ける時間も合わせると長い時間を食事についやしています。
この食事の場であるキッチンとダイニングを家の中心にする事でコミュニケーションのうまれる造りにしました。
子どもが幼いころは、お母さんのいるダイニングキッチンの周りで遊び、絵本を読み、昼寝もできるように収納の位置や設置する高さ、収納量、床の高さや素材などお母さんと幼い子どものいる場所として不足のないダイニングキッチンにしました。
小学校に通う子どもが勉強をしたり、未就学児であればお絵かきや絵本を読むことを、お母さんと並んで出来るようにダイニングテーブルとキッチンをならべて配置し、キッチン用品や食器などから学校で使う教科書やノートも全て収納できるように工夫しています。
そして、内と外との中間的な場所になるようにキッチンの床はタイルを貼った土間にしました。
土間にすることで靴を履いたり脱いだりする事で内と外を分けるのではなく、ペットのせわや、自転車やキャンプ用品などのアウトドア用品の点検、子どもの遊び道具やスポーツ用品置き場にも土間は有効だと思います。
外で遊んでいる子どもや庭でガーデニング作業中に水を飲みにキッチンを利用したり、泥んこになった子どもをお風呂に入れたり、ママ友達が遊びによったときにお茶を飲むスペースとしても中間的に使える土間スペースは便利だとおもいました。
この土間とダイニングキッチンに人が「とまる」「集まる」工夫をしました。キッチン前の小さなカウンタースペースではキッチンの中にいる人と会話をしながらコーヒーを飲んだり、お絵かきをしたりする場面を想定しました。ダイニングテーブルの床をほりこみゆっくり掛けられるようにして、床材は畳を採用しました。
畳にすることで、少し横になったり、昼寝をする場面を想定しています。
ダイニングと土間の間には40㎝の段差を設け、上り段に腰かけ人がたまる場所に工夫をしています。
ダイニングと土間の外にはデッキを設けて庭と家の中との中間の場所として使えるようにしました。
くつろぎの家のダイニングキッチンには人と人が集う場所となり、コミュニケーションがうまれる工夫をしています。
そして、目には見えなくても一階と二階の家族をつなぐ工夫が吹抜けです。
昼はキッチンにいながら二階で遊ぶ子どもたちの声が聞こえ、気配を感じる事ができる。
夜は寝室で眠る子どもの寝言がダイニングにいても聞こえ、眠りがあさく起きてしまってもすぐわかるようにしました。
二階にいても誰かが帰ってきたこともわかります。
そんな、家族と家族をつなぐ、コミュニケーションが自然にうまれる工夫を鹿児島市モデルハウスはしています。
〈モデルハウスのポイント②〉「くつろぎの家」ながく住むためには自然素材が良い
鹿児島市モデルハウス「くつろぎの家」では自然素材を積極的に使用しています。
モデルハウスの外部では外壁やテラスの柱や軒裏が杉の木、モデルハウスの内部では床材、ダイニングテーブルにはやわらかい杉の木、階段やワークスペースのカウンターはかたいナラの木、建具やロフトのハシゴは収縮が少ないスプルスの木、壁紙は土佐和紙を使用しています。
また、鹿児島市モデルハウスは、骨組みの柱や梁も鹿児島県材の杉材を使用しています。
外部に木材を使うと腐食が心配だとおもいますが、適切な使い方とメンテナンスをすれば木材は耐久性の高い材料です。
日本の神社やお寺は何十年も雨風にさらされても崩れることなく建っていますし、現代では木材用の塗料も進歩しています。
法隆寺は1600年も前の世界最古の木造建築物ですが、今もその姿を残しています。
日本では法隆寺が特別なわけではなく、私たちの周りにもコンクリートや鉄でできた建物より長く建っている建物はたくさんあります。
外壁に杉板を張った家で、20年以上メンテナンスをすることもなくても腐ることもなく、雨漏りもしていない家はたくさんあります。
骨組みの材料としても木材は強い材料です。
以外に思われるかもしれませんが、同じ重さで木と鉄を比べてみると木の方がはるかに強い材料です。
杉材は鉄に対して圧縮に対する力で5倍、引っ張りに対する力で4倍の強度があります。
木材で骨組みを作ると軽くて強い骨組みが作れます。
日本の木造建築物は地震などの揺れが発生した場合でも骨組みが軽いことが倒壊をふせいできた理由の一つです。
鹿児島市モデルハウス「くつろぎの家」で自然素材を積極的に使用したのには、床や壁など、それぞれの箇所で耐久性やメンテナンス性はもちろん考慮したうえで、調湿性や吸音性、体感温度の感じ方、手触り感、見た目の柔らかさ、におい、など理屈では語れない五感で感じる心地よさに魅力を感じるからです。
特に杉材には脳をリックスさせる効果や、カビやダニの発生を抑制する効果もあることが分かっていることから自然素材を活用しています。
特に床材は天井や壁と違い素肌がふれる箇所なので、柔らかく、温かく、肌触りの良い杉を使用しました。
鹿児島市モデルハウスは、住み継ぐ家を造るためには家の強度はもちろんですが、つかい心地のよい自然素材をつかっています。
〈モデルハウスのポイント③〉「くつろぎの家」は、丸久の家創り「設計部」× 建築家「瀬野和広」のコラボ
鹿児島市モデルハウス「くつろぎの家」は、具体的な設計の始まりから建築家の瀬野和広氏とコラボレーションして設計を始めました。
モデルハウス「くつろぎの家」は、丸久の家創りがコンセプトを提案し、瀬野氏が基本設計をおこない、実施設計は丸久の家創りの設計部がおこないました。
丸久の家創りと瀬野氏とは「パッシブデザイン」「子育て」「住み継ぐ家」などの共通する家創りの考えがあり、それに加えて瀬野氏の家創りには「優れたデザイン」がありました。瀬野氏のデザインは先鋭的でも過剰でもなく流行を追うものでもありません。
鹿児島市モデルハウス「くつろぎの家」は、簡素ですが美しいデザインです。
瀬野和広
1957年 山形県生まれ
1978年 東京デザイナー学院 卒業
大成建設株式会社 設計本部
1988年 設計アトリエ一級建築士事務所 開設
2006年~CASBEE研究開発「住まい」委員
2009年~東京都市大学都市生活学部 非常勤講師
受賞歴
第2回、第3回「いわきの家」設計コンペ大賞
「住まいの達人コンテスト」最優秀建設大臣賞
2012年・2015年 大改造!!劇的ビフォーアフター年間大賞
設計を始める前に瀬野氏に鹿児島に招きモデルハウスのある松陽台の風土や丸久建設の歴史や家創りの考えを観て頂き、丸久のスタッフも瀬野氏の設計された建築を観に伺い、お互いの考えや建築を理解しながらモデルハウスの設計をすすめていきました。
その結果が鹿児島市モデルハウス「くつろぎの家」です。
〈モデルハウスポイント④〉「くつろぎの家」は、【パッシブデザイン】
鹿児島市モデルハウスは、丸久の家創りと瀬野氏の建築手法はパッシブデザインを取り入れています。
パッシブデザインとは太陽の光や風などを上手に利用する事により、最低限の機械設備で快適な暮らしを実現しようとしています。
パッシブデザインの具体的な手法は5つ。
断熱性と気密性を高めて保温性を高める
夏は暑く、冬は冷たい外部環境の室内への侵入を防ぎ、快適な室内の環境が外部へ排出される事を防ぎます。
夏の日差しを遮る
夏の強い日差しが室に入ると、空気が温められ室内は熱くなります。
断熱性が高い家だと夜になっても熱を逃がすことができない家になります。
夏は日差しを取り込まない工夫が大切です。
自然の風を利用する
建物を建てる地域の風を調べ、風を取り込みたい季節の風を取り込みと同時に抜け道を作ることで、風通しの良い家になります。
また、風の吹かない日でも空気の特性を利用する事で風の流れをうながすこともできます。
自然の光で室内を明るくする
照明器具に頼らなくても室内を明るくする工夫で、直射日光を取り込まなくても室内を明るくする工夫です。
冬の日差しを取り込み室内を温かくする
冬の温かい日差しを取り込むことで室内の床や壁を直接温めることができます。
また、室内に熱を蓄えやすい素材にすることで、冬は冷めにくく、夏は温まりにくい建物(モデルハウス)になります。
鹿児島市モデルハウス「くつろぎの家」ではパッシブデザインを取り入れることで、室内環境を快適にして豊かに暮らす工夫をしています。
鹿児島市モデルハウス「くつろぎの家」は、上記の様な要素を取り込んだ「コンセプト住宅」のモデルハウスです。
家族の安心と、健康・快適、そして小さなエネルギーで豊かに暮らせる省エネ住宅のモデルハウス。
一度、鹿児島市モデルハウス「くつろぎの家」に足を運び、体感してみて下さい。
〇鹿児島市モデルハウス「くつろぎも家」画像集
【モデルハウス外観】
【モデルハウス外観②】
【モデルハウス外観③】
【モデルハウス内観①】
【モデルハウス内観②】
【モデルハウス内観③】
【モデルハウス内観④】
【モデルハウス内観⑤】
【モデルハウス内観⑥】
【モデルハウス内観⑦】
〇鹿児島市モデルハウス「くつろぎの家」
問い合わせ:099-294-9985
場所:鹿児島市松陽台56番4 ガーデンヒルズ松陽台内
是非、鹿児島市モデルハウス「くつろぎの家」に遊びに来て下さい。
〇鹿児島市モデルハウス「くつろぎの家」のホームページは↓↓↓をクリック
http://www.marukyu-hanacoco.com/
【丸久建設株式会社】
・鹿児島本社 鹿児島市永吉一丁目34-20
TEL:099-254-6225 FAX:0996-254-6237
・出水事業本部 鹿児島県出水市昭和町12-21
TEL:0996-63-0595 FAX:0996-63-1140
・鹿児島市松陽台モデルハウス 鹿児島市松陽台56-4
TEL:099-294-9985