【鹿児島・出水市】良い家を建てると得する話し

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今回は、「鹿児島・出水市の良い家」とは、日本の住宅の平均使用年数が短く「損」している話です。

平均使用年数とは、住宅を建ててから壊すまでの平均年数のことです。

世界の先進国の住宅と比べて日本の住宅はかなりの差があり、日本の住宅の考え方を改めなければと感じます。

色々な面で鹿児島の、日本の、良い家の創り方を考えていこうと思います。

 

(1)世界の先進国と日本の平均使用年数を比べてみると

良い家、鹿児島

上のグラフを見てみると

・日本の平均使用年数は   26年~30年。

・イギリスの平均使用年数  141年

・アメリカの平均使用年数  103年

・フランスの平均使用年数  86年

・ドイツの平均使用年数   79年

世界の先進国の良い家と比べてこんなにも差があるとは。

余りにも短い日本の平均使用年数です。

画像の下に書いてあるように「日本の住宅は30年遅れています」とありますがこの平使用年数のグラフを見ると理解できます。

 

ではなぜ?世界の良い家と比べて、日本の住宅の使用年数がこんなに短いのか?

そのことにも理由があります。

良い家、鹿児島

も少し詳しく書くと

1.ライフスタイルの変化・家族構成の変化で

子供さんが大きくなり家族が増えたり、また子供さんが家を出ていき使わない部屋が出来たり。

2.高度成長期の質より量が重視されたため

日本はイケイケドンドンの時代、賃金もあがりマイホームを持つかたが増え質より量に・・・

3.「建物価値」より、「土地価値」神話が強かったため

特にバブル時代に顕著でしたが、土地を売るために建っている中古住宅が邪魔で壊して売る。

中には2~3年の住宅も壊して土地を売った話も聞きます。

4.中古住宅市場が未確立のため

日本の場合中古住宅市場がキチンと確立されてなく、また住宅の性能もそんなに高くないので「資産価値」として扱われない

5.住宅性能が低が低い(夏暑く、冬寒い住宅)ため

 

とにかく日本の家は寒い・暑いと言われています。特に日本より寒い国から来た外国の方は、日本の家の中の寒さに驚くと聞いた事があります。

その他いろいろな面で、30年をめどに作っては壊す「スクラップ&スクラップ型」が日本の主流であったと。

多くの方は日本は良い家、家つくりは世界一であると思っているんではないでしょうか・・・。

日本の神社・仏閣における伝統建築から、モノづくりを自負する家づくりの技術から、また大手ハウスメーカーに代表される住宅産業の企業としての大きさから。
日本の大手ハウスメーカーは今は日本のとどまらず、海外での実績を上げていると聞いています。

しかし、現状は世界の良い家と比べて「30年」おくれていると・・・。

決して、技術や製品や企業が30年遅れているのではなく、「家つくりの考え方」がが30年おくれているのだと思います。

 

(2)住宅の寿命が短いとこんなに損

ここでは、世界の良い家と、住宅の寿命が短い日本と比べたら、こんなに損するという事を書きます。

極端に使用年数が短い日本は世界の国々の良い家と比べてどれだけ損しているか?です。

今このブログを読まれている方だけではなく、ご自身のお子さん・お孫さんまでに係る話だと思います。

良い家、鹿児島上の画像は「日本とヨーロッパの生涯収支の比較」を表したものです。

 

住宅業界では結構知られている話しです。

左側が日本です。

日本の方が「生涯収入」は多いのですが、「生涯支出」も日本が多いので「ゆとり」が少ない。

右側のヨーロッパの良い家の方は、日本より「生涯収入」は少ないのですが、日本と比べて断然「生涯支出」が少ないので「ゆとり」も日本より多い。

 

日本とヨーロッパの「生涯支出」の差で大きいのが「住宅コスト」ななります。

ではなぜ?日本とヨーロッパの良い家では「住宅コスト」がこんなに差が出てくるのか?

日本の家が極端に高いのか?

なぜ?外国の人はあんなに広い家にすめるのか?

なぜ?日本の家は外国の人に「ウサギ小屋」と呼ばれるのか?

なぜ?欧米の人は、夏休みなど長期休暇が取れて、避暑地へのバカンスに行けるのか?(※イメージ)

すこし見えてくるかもしれません・・・。

 

それは「日本の住宅の短さ」も原因のひとつと言われています。

上の図のワイングラスの下に、

EU=3,000万(親)+ 1,000万(子)+ 1,000万(孫)=合計5,000万

日本=3,000万(親)+ 1,000万(子)+ 1,000万(孫)=合計9,000万

とあります。

この計算式の見方は、

EU(ヨーロッパ)は、親が3,000万で家を作ります。子供はその親か作った家を壊さないで1,000万かけてリフォームして住む。
また孫も、そのリフォームした家を更に1,000万かけてリフォーム・メンテナンスして住む。3家族合わせて合計5,000万になります。
100年もつ家を作ると実現できます。

日本の場合は、親が3,000万で家を作ったら、子供はその親の作った家を壊して、また自分で住宅ローンを組んで新しい家を3,000万でつくる。また、孫もその家を壊して、自部で住宅ローンを組んで新しい家を3,000万でつくる。3家族合計9,000万です。30年で壊す「スクラップ&ビルド」型ではこうなってしまいます。親も子も孫も、住宅ローンを完済した時には壊しているイメージになります。
上の画像のワイングラスはことことを説明してます。

世界の先進国では、長持ちする家を建てて、リフォーム・メンテナンスを入れて大事に住み続ける。そういう文化がキチンと構築されているので、
親・子・孫以外でのやり取りとりでもしっかりとして中古住宅市場の活用をおおなっています。
ごく自然と当たり前のように流通しています。

中には、30年以上たった家でも、新築時の価格より高くなっている物件もあるようです。だから、映画で見るように海外の家はあんなに大きくて広い、日本との違いがでてきます。

日本ではまだ「中古住宅市場」の確立が遅れていて、土地え売るのに邪魔だから「壊してしまえ」が当たり前になっています。

この話を聞いたら、安く30年くらいで壊す家を建てるもが得なのか?

少々高くても100年もつ家を建てて、「資産価値」とした家の捉え、子・孫の事を考えるのが得なのか?

分かってくるのではないでしょうか。

 

(3)もう一つの欧米の住宅と日本の住宅の違い

世界の良い家と日本の住宅の大きな違いにもう一つあります。

住宅の性能。

断熱性。

暖かさです。

よく言われているのが、日本の住宅は「寒い!」ということです。日本より北の国から来日された方が、冬に日本の住宅の中に入ると「寒い!」と感じるそうです。
北の国の方は、外は寒いけど部屋の中は暖かいのです。

実際、先進国の良い家では「室温」に関する基準もあり厳しく罰する法律もありま

例をあげると、

イギリスの住宅の健康・安全性評価システム(HHSRS)では、室温が16℃以下なると高齢者に関しては呼吸器疾患や心血菅疾患などの大きな
健康リスクがあると。
また、10℃以下では心臓発作、脳卒中などの心血管疾病による冬季の死亡率が50%上昇するとしている。
年齢別に室温と血圧の関係を調べたところ、高齢者ほど室温低下によって血圧上昇を起こしやすいことがわかってきたとあります。

 

その事を元に、「英国保健省の指針」としては、

・室温21度 居間の推奨温度

・室温18度 寒さを感じるが、健康リスクが生じない最低温度

・室温16度未満  呼吸器系疾患に対する抵抗が衰える

・室温9度~12度  血圧の上昇、心臓血管疾患のリスク

・室温5℃  低体温症をおこすリスクが大きい

とあります。

 

日本では、冬の室温9度~12度は当たり前になってませんか・・・

また、南国鹿児島でも室温5度に近いときもありませんか・・・

 

ドイツでは賃貸のアパートなどにも室温の厳しい法律があり、
「冬の暖房:生活空間は6時~23時は20度、23時~6時は18度に出来なければ、借主は家賃の減額か予告なしに契約解除が可能」とあるそうです。

たま、ドイツでは「19度以下は、基本的人権を損なう」とまで言われています。

 

アメリカでは断熱性能の低いアルミサッシの使用が全米50州の内24州で不可と聞きました。

 

このように、世界の先進国といわれている国は、「室温=健康」とらえ、家づくりの考え方にあるということです。

 

また、この住宅性能の「暖かさ」で世界と日本の違いがはっきり出ている事があります。

 

〇浴室での溺死者率(ヒートショック)

そして、室温の低さの弊害が顕著に日本には出でいます。

国別にみた浴室での溺死者数です。

 

(※出典:Yahoo!「月刊宝島」より)

このように、日本はダントツ浴槽での溺死者数が多いのです。

上で述べたイギリスやドイツとは雲泥の差があります。

 

ヒートショックが原因といわれています。

良い家、鹿児島

ヒートショックは、上の画像の様に室内間の急激な温度差によって起こる、心疾患・脳疾患です。

建物の住宅性能・断熱性能が悪いと、いくら居間を暖房機器で温めても浴室・トイレは寒く、服を脱いだ特に寒くヒートショックが起きます。

住宅性能・断熱性能を高めると、暖房してない浴室・トイレも暖かくヒートショックが起きにくくなります。

 

このことからも、世界の住宅先進国と比べて日本の住宅は「30年」遅れていると言われています。

このように、世界の先進国の住宅と比べて日本の住宅は低い水準だと言わざるをえません。国もこの事は認識して現在色々な基準や補助金等などを出して、高性能住宅・省エネ住宅の推進に取り込んでいます。現行の省エネ基準「改正省エネ基準」の2020年義務化もその政策の一つだと思います。しかし、2020年義務化の「改正省エネ基準」はそんなに高くないレベルの基準であることを認識下さい。世界先進国の住宅性能と比べても低いレベルです。

まだまだ、日本の住宅性能のレベルは向上すべきだと思います。

 

そして、さらに鹿児島の住宅の性能も低いです。

 

 

(4)まとめ

上記の様に「長持ちする家」を建てると、子供さん・お孫さんが住宅を建てる時に、リフォームして価値ある住宅とて住むことが出来、そして建築費が抑えられる事になります。また、売却する時も「資産価値のある家」であるので、高く売却出来ます。

「高気密・高断熱の家」は、冬暖かい家になり健康に良いメリットがあります。冬の「ヒートショック」による浴槽での溺死を防ぎ、その他の病気の改善にもなります。

 

「良い家」を建てると言う事は、お金の面でも、健康の面でも大きなメリットがあります。

「良い家」は建築費が高くなりますが、子供さん・お孫さんに残す「資産価値」として、どう考えるか?一度再検討されてみてはいかがでしょうか。

 

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