お住まい造りにおいて、土地の確保は絶対条件ですね。
家造りが成功しても家が建っている土地に問題があれば、
そこに住み続ける上で問題を抱えたままになり、安心して暮らせません。
100%満足のいく理想の土地は、現実には少ないとは思いますが、
以下の事をおさえておく事で、『失敗・後悔』を軽減させることは出来ます。
目次
土地選びに失敗しない為の5つの注意点
① 金額が安いからと思い、道路よりも低くなっている土地を選ぶこと。
② 見た目きれいな土地でも、埋土の中に木やゴミが大量に混ざっていることがある。
③ 土地の廻りの環境を知っておく。
④ 不動産屋さんのチラシに記載の方位を鵜呑みにしない。
⑤ 隣接との境界を確認不足のまま、購入する。
「家を建てるための土地探し」と不動産屋さんに伝えると建築基準法上、
家が建てられる土地を紹介してくれますが、その先どこまで親身に調査してくれるか?は疑問です。
なので、ご自身で①~⑤を分かっている必要があります。
では、解説していきます。
注意点1 道路より低い土地は注意する
道路より低くなっている土地は、水はけの悪いところが多い。
そして雨の時は廻りの高いところの雨水が敷地へ流れ込みます。
そのため、土地を高くする工事に、擁壁ブロックの工事や埋め土の費用が、
住宅工事費用とは別途に必要になります。予想外の出費の可能性があります。
注意点2 見た目きれいな土地でも、埋土の中に木やゴミが大量に混ざっていることがある。
何故、木やゴミが地中に埋まってては、いけないのか。
将来地中で腐ると、地盤沈下の原因となるのです。
どこの造成業者がいつ頃、工事したのかを土地の管理者に調べてもらいましょう。
注意点3 土地の周りの環境を知っておく
家を建てた後、南西方向(主に夏)の風向きの時、いやな臭いが流れてきて
家の窓も開けられないという事にならないようにしましょう。
そのためには、周囲環境をある程度調査した方がいいですね。
注意点4 実際の方位を確認する
不動産屋さんの広告の方位をそのまま信じて購入したが、
実際の方位と違っていたため、冬は午後2時頃には日が当たらない敷地だったという事例があります。
ですから、チラシに書いてある方位を鵜呑みにしないで、
実際に現地で方位を確認することをオススメします。
注意点5 隣接との境界を確認する
土地を購入するとき、隣との境界杭を確認せずに買ってしまい、隣地境界にブロック塀をつくろうと思ったら、
クレームがついて 未だに解決していないという事例があります。
これも方位と同じように、事前に隣接との境界を事前に確認することをオススメします。
上記の①~⑤を土地購入前にしっかり確認できるといいのですが、
初めての家作り、初めての土地購入の方にとっては、大変な作業になると思います。
そこで、土地購入の際には住宅会社に相談することをお勧めします。
住宅用地を購入するときの注意点まとめ
住宅用地の購入の際には、是非住宅会社に相談してください。
住宅会社は家を造りましたら、お客様との末永いお付き合いが始まります。
したがって、後にクレームとならない住宅用地の購入についてアドバイスをします。
お住まい造りが目的の為の土地選び、不動産屋さんより住宅会社のほうが幅広くメリット・デメリットをアドバイスできるのです。
失敗しない住宅用地購入が、お住まい造り成功の1歩です。