
住宅と健康が密接な関係にある事を御存じでしょうか。
裏を返して言えば、知らないと健康被害を及ぼすという事にもなります。
今回は『住宅と健康』について書いていきます。
これまでの日本の住宅は、「夏は暑くて冬は寒い」この定義が常識でした。
では、なぜ、夏は暑く冬は寒いのか?
答えは「建築する際に、居住性まで検討していないから」。
要するに夏涼しく、冬暖かい住宅にするための事を何もしていない、という事です。
これは、健康に、そして光熱費にも大きく関係してくる事でもあります。
では、夏涼しく、冬暖かい住宅を検討する時に何を調べればいいのか。
関係その1『高気密・高断熱』
近頃のCMなんかでもよく耳にする言葉になってきたと思います。
高気密・高断熱を行う場所は、断熱材です。
カンタンな話、断熱材の性能を良いものを選定し、室内の気密を良くする。
すると、どうなると思いますか?
魔法瓶の水筒をイメージしていただくと分かりやすいと思います。
温かい飲み物を入れた際には冷めにくく、冷たい飲み物を入れたらぬるくなりにくい。
その要領を住宅を建てる際に検討しましょう。
では、その魔法瓶のような家だと、どのようになるのか?
・夏涼しく、冬暖かい。
・エアコンの効きが良くなるため、電気代が安い。
・断熱材が湿気を吸わないのでカビ、ダニの発生がない。
・家の中で子供が騒いでも、その音が外に漏れにくい。
でも、『気密が良い』という事は「息苦しいのでは?」と思うかもしれません。
そのための次のシステムです。
関係その2 計画換気システムの採用
「なんだ?それ?」と思われる方もおられると思います。
自動的に室内の空気の入れ替えをするシステムです。
ここでは、エコエアという計画換気システムの話をします。
これは、ただの換気扇や24時間換気扇とは根本的に異なります。
どこをどのように換気しているのか分からないような換気扇に比べて、
計画換気システムは2時間に1回、家の中すべての空気を入れ替えてくれます。
ということは、室内の空気が常にキレイな状態であるということ。
家の中の空気が常にキレイな状態ということは、気管支喘息やアトピー、花粉症の方には抜群に効果を発揮するという事です。
そして、この計画換気システム「エコエア」は、湿度のコントロールまでしてくれる優れものなのです。
関係その3 カビやダニの発生する環境
まず、カビやダニは湿度60%から発生します。
そして、75%~100%で増殖しいていきます。
湿度が55%になれば発生は抑制され、10度以下だと発生は鈍ります。
ダニやカビは、湿度55%以下から死亡率は高くなるということです。
じゃあ、常に55%を下回ればいいのか? 答えなNOです。
湿度が低すぎると、室内が乾燥してしまいます。
すると、結露問題が起きたり、風邪やインフルエンザウイルスが活発に動くようになります。
インフルエンザウイルスは、湿度65%の環境では99%不活性化するようです。
そう考えると、湿度75%以上でカビ・ダニが発生するし、55%以下ではインフルエンザウイルスを育てる環境であるということ。
結論65%で湿度を抑えた環境づくりが必要だという事です。
カビ・ダニが発生しないことによって、気管支系の病気やアトピーが改善されました!という調査結果も出ています。
そして、インフルエンザにならないということは医療費の削減にも繋がるという事が言えます。
まとめ
高気密・高断熱は設計の段階から検討が必要です。
このように、実は住宅を建てる際に『健康』にも気を使うことができるのです。
家族が健康で快適に暮らしていくマイホームだからこそ、知ってほしい事なのです。
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