
今回から、シリーズで「家づくりの失敗・成功・良かった事・悪かった事など」を、実際の家づくりを体験された方の、「生の声」をご紹介いたします。(^^)/
家づくりにも、色々な意見・考えがありあす。これから家づくりを考えられている方の参考になればと、全国からモニター募集いたしました。今回は福岡県A様事例です。
《家づくりで失敗した点 A様》
20年前に新築で和風の家を建てました。
大きな買い物ですから、信用度が高かった地元では有名なハウスメーカーに頼みました。
まず、ハウスメーカーの社員の対応はとてもしっかりしていて良かったです。
しかし落とし穴がありました。
施工能力
実際に家を建てる大工さん達のレベルに問題があったのです。
現場の指揮を執っていたのは、代替わりしたばかりという若い棟梁で、何となく気の弱そうな人でした。そのためか、他の大工さん達も仕事中の私語が多く、とても”職人”という感じではありませんでした。
その時点で嫌な予感がしていたのですが、完成した家は見かけは立派でしたが、実際に住んでみると2~3年後には2階の床が斜めになっていることに気付いたのです。
もしや…と思い、1階の床にビー玉を置いてみると、見事にコロコロと転がるではありませんか。れっきとした欠陥住宅に仕上がっていました。そして、家のなかが冬になると異常に寒くなるのです。
マンションよりは一軒家のほうが冷えるとは言いますが、いくら何でも冷え過ぎです。きっと家の造りが微妙に歪んでいるため、外気が入り込みやすいのだと思います。
建物の大きさ
もうひとつ失敗した、と思うことがあります。
それは、将来を考えて家を広く造り過ぎたことです。
子ども達が大きくなって結婚したら、孫を連れて帰ってくるだろうし、いずれ両親たちも呼び寄せて一緒に暮らしたいし…などと考え、たくさん部屋を作りました。
ところが、大きくなった2人の子ども達は2人とも結婚する様子がありません。
両親は両親で、老人ホームのほうが気楽で良いと言って、さっさと入居してしまいました。
将来のことを考えるよりも、目先のことを重視すれば良かったとつくづく後悔しています。
なぜなら、家中の掃除機をかけるのが年々ストレスになっているのです。
若いころは体力もあったのでそれほど気にならなかったものの、あれから20年経ち腰や膝に痛みが出るようになりました。
普段使わない部屋でもなぜかホコリだけはたまっていきます。
無駄に広い家にしたばかりに、掃除機をかけただけで疲労困憊になってしまい、その日は1日他の事ができないようなこともあります。
立地
逆にどうしてもっと老後のことを考えなかったんだろうと思うのが立地のことです。
長い坂道の上に建っているので、行きはよいのですが、帰りはふうふうと息を切らしながら上る羽目になります。
20年前の自分に「考えるポイントがずれてますよ!」と言えるものなら言いたいです。
まとめ
20年前に建てられたA様の失敗点をまとめると、①施工能力②建物の大きさ③立地をなります。
施工能力は、中々外部からはわからないものです。地域での評判だったりを情報収集することが大事ですが、一番分かりやすいのがそこで建てたお客様の「生の声」を聴く事。「HPのお客様の声」だったり、「OB客訪問ツアー」に参加することだと思います。
②建物の大きさ③立地は大事な事は、家づくりのプロの意見のしっかり聞く事が大事です。
工務店・建築会社は、家づくりのプロです。プロは、長年の経験から「成功事例・失敗事例」を数多く知っっています。
しかし工務店・住宅会社の方も、契約をしたいが為に、家づくりに夢を持っておられる時期に、お客様の夢を壊すことは言いづらく、お客様本位になってしまう事も多々あります。
素直にプロの意見も聞いてみる事が大事かもです。
それでは、皆さんにとって良い家づくりをお祈りしています。
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