
家づくりの優先順位「健康と快適」が大事
こんにちは、鹿児島県・出水市の工務店「丸久の家創り」です(^^)/ 今回は、【あなたが建てるべき家】シリーズ第3弾「健康・快適な家づくり」です。
■家づくりの優先順位
お客様が家づくりを考えた時に、
上の画像の様に「優先順位・夢」があられると思います。
「夢のマイホーム」と言われるくらいですから。
しかし、私どのからの推奨は
「健康と快適」は絶対外せない、
優先順位が一番だと考えています。
もちろん、
デザインや間取り、インテリアの大事な要素ですが、
長く住まれるうちに段々と不満が出て来るのが「快適性」であります。
また「健康面」は、性能の良い家は、
暖かく・換気も良いので、病気になりにくく、
改善した事例もたくさんあるからです。
このことを踏まえて、説明していきます。
■「快適性」冬暖かい家・夏涼しい家
上の画像の様に、普通の家はエアコンをつけても
暖かい空気は上の方に行き、冷たい空気は下に行きますので、
足元が寒いという事はよくあることだと
思います。
上の画像は、住宅設備会社LIXIL(リクシル)がとった
「住まいのお悩みアンケート」です。
右側「住み始めてからの悩み」は、
1位 光熱費が高い
2位 結露やカビ・ダニが心配
3位 冬は寒く・夏は暑い
上の様に、2位の結露・カビ・ダニ
3位冬は寒い、夏は暑いは、
健康とそして快適に関わる不満なのです。
長く住まわれる住宅。
後々の事も考えた、後悔しない家づくりの為に
「快適性」は重要です。
■「健康面」
・「ピンピンころり・ネンネンころり」
これは近畿大学で
断熱性と健康に関して研究をされている岩前教授の資料です
あなたは、AさんとBさんどちらの人生を選びますか?
この絵は縦軸が健康状態、横軸が年齢を表しています。
元気に長生きし、病まずに天国にいくピンピンコロリのAさん。
反対の年齢が進むにつれて健康状態が悪くなるネンネンコロリのBさん。
どちらの人生を選びたいか?考えるまでもないですよね。
実はこの健康で長生きする生活と、住宅の性能には密接な関係があります。
・「月別死亡数」冬が危ない
このグラフは月別の死亡の割合です。
死亡の割合が多いのは1月をピークに冬に増加し夏場は減少します。
この傾向は過去50年変わっていません。
さらにこの内容を事故と病気に分けたのが右のグラフです。
実は、事故も病気も死亡の割合が多いのは冬なのです。
冬に増加する事故の内容は溺死や転倒で家庭内で意識を失い、
それが原因に死に至る事故になっています。
・「ヒートショック」
なぜ冬場が多いのでしょう
家庭内で起こる事故の原因でヒートショックがあります。
ヒートショックとは温度差を感じることによって、体が反応を示します。
例えば冬場は布団から出てトイレに行くと約20℃の温度差を感じます
その温度差で血圧も変わり、
血圧変動の負担で心筋梗塞・脳梗塞などが起こるのが大きな事故原因です。
家の中での温度差が健康を阻害する要因になっています。
・「暖かい家は病気が改善」
また、近畿大学のデータで、
断熱性が高い家に引っ越したら、
今まで持っていた病気が改善したかという調査結果があります。
横軸の断熱グレードは、4(真中)が
もうすぐ義務化される省エネ基準、5(右)がさらに高い基準となります。
気管支喘息(きかんしぜんそく)、咳(せき)や
アレルギーの全ての項目において
断熱性が高い家に引っ越した場合、
健康状態が改善されたという結果でした。
このデータから断熱性の高い家の方が、
健康状態が良くなるというのが言えます。
■まとめ
上記の様に「健康と快適」は、
長く住む住宅にとって重要な事ではないでしょうか。
優先順位も先に考えなければならない事項だとおみます。
そして、「健康と快適」と「住宅の性能」は、
大きな相互関係にあることも理解頂いたことだと思います。
失敗しない家づくりの家づくりの為にも。