住宅会社選びは家作りの中でもっとも悩むところではないでしょうか?
家づくりは、お客様・設計者・施工業者の3社一体で成り立っていきます。
信頼できる会社を選択することが、お客様の夢を・暮らしを・安心を・健康・快適を 実現すると言っても過言ではありません。
今日はその会社選びに役立つ情報をすこしお話します。
①工務店
②ハウスメーカー
③フランチャイズメーカー
④設計事務所(建築家)
お客様の夢を叶える上記4つの形態の会社を説明します。
「工務店」
日本の住宅会社の大半を占めるのが地域の中小工務店です。
私どもですが・・・
棟梁一人の工務店から、社員が50人を超える工務店まで様々あります。
地域に密着してるために、地域の特性(土地・気候等)にあわせた家作りが得意で、引渡し後もお客様の要望にきめ細かく対応してくれます。
台風や地震などの災害時にも迅速に対応してくれるでしょう。
身近にあるだけに何かあってもすぐ駆けつけてくれるのが最大の長所です。
技術面では、地域に長く拠点を置きながら活動されている工務店であれば、ある程度心配はないと思いますが、色々と情報収集は必要かと思います。
大抵の会社が、長年そこで仕事をしているわけですから情報収集もそう大変ではないと思います。
ただ、技術面では信頼があっても、デザインや間取り、インテリアのセンスでは設計事務所やハウスメーカーよりもやや劣る傾向にあります。
デザイン力や最新技術の点では会社によって格差が大きいのが現実です。
※しかし、最近は大手ハウスメーカにも、設計事務所にも負けない様な家作り・デザインをされる地域工務店も増えてきました。
特に鹿児島県の工務店は全国にもさきがけて優秀な工務店が多いと思います。
そして、最近は、地域工務店と設計事務所のコラボ・共同を行う会社もあります。
お互いの弱点を補いより良い家を目指した形です。
「ハウスメーカー」
ハウスメーカーは、全国に支店・営業所・販売代理店を持ち、展示場やモデルハウス・ショールームを展開しています。
多くのハウスメーカーは、施工は地域の工務店が施工してる形が大半です。
技術的には本部の企画・設計で監理され規格化された部材で施工します。
そのため高い品質が構築され、保証やアフターサービスもしっかりされていると思います。
デザイン的にも、多くの設計士・インテリアデザイナ―を抱えており、外観デザインやインテリアも高い水準です。
ただ、多くの部材が工場で生産されていますので、やや設計に自由度がなく、将来の増改築の要望に反映できないこともある場合がうまれてきます。
また、本社経費や宣伝費・営業経費などが大きい為に、割高になるのが難点であります。
担当の転勤や転職も多い為に末永いお付き合いにも稀薄になる傾向もみられます。
「フランチャイズメーカー」
FC(フランチャイズ)は、コンビニなどでおなじみのシステムです。
本部と各地域のフランチャイズ加盟店が契約を交わします。
主に本部が商品開発や宣伝を行い、加盟店が契約・施行・アフターサービスを行うのが一般的です。
本部には各加盟店からの情報が集約されるので、商品開発などの生かせるメリットがあります。
また、地元の加盟店による地域密着型の営業展開が実現できるメリットもあります。
大手ハウスメーカーの弱い部分のをカバーできる要素を持っています。
「設計事務所・建築家」
オリジナリティ豊かなデザインで、洗練された斬新なデザイン。
一味違ったこだわりの家を求めるなら、設計事務所に相談してみるのも一案です。
しかし、画家やデザイナーと一緒で依頼する建築家の、家や暮らしに対する考え、力量や経験実績、情報量・勉強量により大きな差があります。
デザインを重視するあまり住みにくい家と言う話も度々聞きます。
マトメ
今回は、4つの形態の会社を説明してきましたが、各形態それぞれ長所・短所あると思います。
そして、形態の中の会社でも真剣に勉強されている会社・そうでない会社と別れています。
特にここ3~5年の間にその差が激しくなってきたと思います。
その一つは2020年の省エネ基準の義務化が原因と言われてます。
私も中小工務店の立場ですが、大手ハウスメーカーにも負けない家作りをされている鹿児島の工務店もあります。
家作りは大変ですが、会社選びは色々と検討されることをお勧めします。
※今回の内容は鹿児島建設新聞発行の「SU・MI・KA」を引用させてもらいました。
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