
こんにちは、鹿児島県出水市の「丸久の家創り」です。
今回は【あなたが建てるべき家】シリーズ第8弾「地震に強い家」です。安心で安全な暮らしを実現する上で、地震大国日本の家づくりの最も重要な事だと思います。家族の生命・財産を守る為に。
■地震が起こる確率
(出典:LIXIL・スーパーウォール工法【鹿児島・出水市】)
みなさんご存知のように、
日本は地震大国と言われています。
日本政府は国民が地震を意識し、
万が一に備えるために
今後30年以内に震度6弱以上の地震が
発生する確率を内閣府が発表しています。
熊本地震のように、
この予測地図に載っていない地域でも
地震の備えは万全にしたいものです。
特に↑のイラストにもあります、
南海トラフと呼ばれる地震は、
今後30年以内に70%の確立で、
地震の大きさも「M8~M9」と最大級の地震です。
万全の地震対策を備えていなければと思います。
■倒壊しやすい家は?
(出典:LIXIL・スーパーウォール工法【鹿児島・出水市】)
地震に強い家を建てるために、
どのような家が地震に倒壊しやすいか?確認していきます。
倒壊するポイントは大きく3つあると思われます。
①1階よりも2階のほうが重い家です。
例えば、1階より2階がの方がせり出し、
重い屋根瓦の家が、地震で建物が揺れたときに、
2階部分が大きく揺れてしまい、
1階に大きな加重・負担がかかり、
1階部分が壊れて倒壊する危険が多いです。
②壁が少ない家です。
木造の家は、地震の横揺れを
壁(耐力壁)の力で支えます。
この壁量がが少ないと
地震による横揺れを支えきれなくなり、
倒壊してしまいます。
③総合的にバランスの悪い家
1階と2階のバランスが悪かったり、
北側は壁がたくさんあるのに、
南側は壁が少ないなどです。
当然南側はに当たりをよくするために
窓が多くなったしまうのですが、
地震に耐える強い家にするには
バランスを考えて、
まんべんなく適切に壁を設ける必要があります。
■耐震・免震・制震
(出典:LIXIL・スーパーウォール工法)
「耐震」「制震」「免震」について説明します。
どれも地震に強い家をつくる技術ですが、
この三つの違いをきちんと理解している人は
少ないのではないでしょうか?
言葉に惑わされないで、
正しい知識を持っていただくために、
この違いと何が必要かを覚えてください。
①「耐震」
実はこの三つの中で法律で基準があるのは、
この「耐震」だけです。
耐震というのは読んで字のとおり、
地震に耐えるようにすることです。
先ほど説明した、壁の量やバランスは
建築基準法で最低限の耐震基準は決まっているのです。
②「制震」
制震は建物の内部に地震の力を吸収する
「制振装置」を組み込んだ建物です。
この制振装置で地震の力を吸収し、
建物の揺れを抑えようとする建物です。
③「免震」
免震は、地盤と建物の間に
横揺れを吸収する免震装置を挟み
地盤が揺れても、
建物に揺れが伝わらないようにするものです。
最近ではビルやマンションのような
高層建築に使われています。
戸建て住宅でもありますが、
まだコストが高くあまり普及はしてません。
■耐震等級
(出典:LIXIL・スーパーウォール工法)
耐震には、その強さを表すレベルがあります。
それが耐震等級です。
耐震等級1が建築基準法で定められている強さであり、
極めてまれに発生する地震でも倒壊しない程度とされています。
それに対し、
等級2は等級1の1.25倍、
等級3は等級1の1.5倍です。
消防署や警察署など
防災の拠点となる建物がこの基準に該当します。
ここでポイントとなるのは、
法律は生命を守ることを第一に考え、
「倒壊」しない建物を最低基準として定めていることです。
倒壊して命を失うことはなくても、
修復不可能になる場合もあるということです。
つまり万が一に備えるには、
耐震等級3または2にすることが地震に強い建物となるのです。
■丸久の家創りがつくる「地震に強い家」
(出典:LIXIL・スーパーウォール工法【鹿児島・出水市】)
丸久の家創りでは、高耐震・高気密・高断熱・高換気の「LIXIL・スーパーウォール工法」を採用しております。
安心・健康・快適・省エネを実現できる工法としてご提案しております。
・モノコック構造
(出典:LIXIL・スーパーウォール工法【鹿児島・出水市】)
丸久の家創りが採用しているモノコック構造について説明します。
筋交いは、木造住宅における耐震工法ですが、
壁が地震に耐えるように柱の中に筋交いという
斜めの材料を入れて壁を強くしていました。
これは法律で強度が決まっており、
さらに壁を強くするにはたすきがけに筋交いを入れます。
LIXIL・スーパーウォール工法では
この筋交いの代わりにパネルを用いています。
法律的な強度は同じですが、
筋交いは横から力を受けると、
交点に力が集中すてしまいますが、
パネル工法の場合は、一か所に力が集中せず
建物全体に力が分散することで、
ひずみやくるいに強さを発揮します。
しかし、パネル工法にするから
すべてが地震に強いというわけではありません。
・制震スーパーウォール
(出典:LIXIL・スーパーウォール工法)
地震に強い建物にするには、耐震に制震をプラスすると安心です。
一般的な建物は地震に遭った後、
揺れの回数が増えるごとに変形が大きくなるのですが、
制震スーパーウォールは
2回・3回・4回と地震を受けても、
建物の変形を抑え揺れを軽減します。
つまり制震を勧める理由は、
繰り返しの揺れに強いということです。
熊本地震も一度目の震度7に耐えた建物も
2度目の震度7には建てられず倒壊した建物がありました。
制震スーパーウォールは変形を抑えることで、
繰り返しの地震にも強さを発揮するのです。
(出典:LIXIL・スーパーウォール工法【鹿児島・出水市】)
大地震によって建物が揺れると
柱や梁は変形しようとするのですが、
スーパーウォール工法パネルは
変形せずに柱や梁の変形を抑えようとします。
そして揺れが繰り返されることで、
パネルと柱・梁を接合している釘が
緩んだり抜けたりする原因となります。
制震スーパーウォール工法は、
パネルと柱・梁の接合部すべてに
揺れのエネルギーを熱に変えて
吸収する制震テープを挟み込んでいます。
この制震テープによって
建物の揺れを抑え、
繰り返しの地震にも強い建物となるのです。
だから、
私たちのつくる建物は
耐震等級3で建物そのものを強くし、
さらに制震で繰り返しの揺れにも強い家にするのです。
この様に、丸久の家創りでは、
高耐震・高気密・高断熱・高換気の
「LIXIL・スーパーウォール工法」を活用して、
安心・健康・快適・省エネな
家づくりをご提案しています。