鹿児島・出水市の丸久建設です。今回は「土地選び」についての話しです。
土地を選ぶ際は、図面や地図などを参考にして机上で十分に検討します。
そして現地へ行き、これから生活する場としてふさわしいかどうか体感してみます。
いろんな事が見えてきます。
周辺の道路、近隣の建物、高低差、その他・・・
現地を見ただけでは判断できない場合もあります。。
例えば、検討している土地の周りに家が密集していて日当たりが確認できない、と言う例。
日当たり良好な土地を選びたいですね。
今買おうかどうか迷っている土地は、周りに2階建て・3階建ての家が建っている。
建物が無い状態で、これから家を建てて日が入るのかどうか、どう検証すれば判断できるか?
お休みの日に一日中、敷地で観察するのは大変です。
観察したとしても、真逆の季節の時にはどうでしょうか?半年も待ちますか?
その土地で、直射日光が当たる場所と影は確認はできます。
しかし大切なのは、土地に日が差すかではなく、家を建てた場合の家に日が当たることです。
このような日照の心配例は決して少なくありません。
むしろ都市圏では当たり前ですね。
そこで、日当たりを検証できる1つのシミュレーションソフトを紹介します。
グーグルスケッチアップ
工務店・ハウスメーカーの中には、いろんな日照シミュレーションを使用して解決しているところもあると思います。
太陽を、時期と時間で正確な軌道で動かすことによって、建物に当たる日光を確認できるのです。
軌道させることができます。
事前準備として近隣の建物の大きさと形状を入力し、廻りの建物環境を3Dで作成します。
3次元のデータを作る作業「3Dモデリング」は複雑に思えますが、実は少しなれれば簡単に使えるようになっています。
夏至の日照
上は夏至の正午の日当たり状況をシミュレーションした図です。
周りの建物に囲まれた土地に、2階建ての家を建てても、1階部分まで日が当たることが確認できます。
冬至の日照
上は冬至の正午の日当たり状況をシミュレーションした図です。
周りの建物に囲まれた土地に、2階建ての家を建てたら、一番日の高い正午でも1階部分は陰になって日が届かないことが分かりました。
このように、まだ何も建ってない土地に、廻りの建物を作成し、希望の建物を入れ込むことで日当たりを確認できるのです。
日の当たる場所が限られる場合は、その限られた部分に日が必要な部屋を持ってきたり、窓を造ったりすればいいですね。
上図の冬至の例の場合、1階に日が入らなくても2階は日があたるので、吹き抜け等で2階から1階に光を届ける方法もあります。
また、多くのシミュレーションソフトは、動画で見ることができます。
一年を通じて「何月何日の何時ごろの日当たり」といった細かな日当たりを見たり、1日を通じて移動する日当たりを動きで確認できます。
いろいろ進化してきました^^
まとめ
実は紹介しました、グーグルスケッチアップは、無料でダウンロードできて、自分でも3Dモデリングして、日照シミュレーションできるのです。
もし、土地を買う前に時間がたっぷりある方は、ご自身で日照検証してみてはいかがでしょうか?
工務店に頼むのが一番はやいですが^^
日当たりが良くなくても、建物の配置はもちろん、窓の位置や大きさなどを工夫することで十分な採光を得られる場合があるので、はやり工務店と一緒に土地の検討をお勧めします。
敷地の方角だけにこだわらず、敷地の広さ、形状、そして設計力なども考慮することで驚きの解決策が出てくる可能性があるかもです。