
暖房をしているのに足元が寒いと感じることはありませんか?
「しっかり暖房をしてるはずなのに、足元がスース―寒くって・・・」という声を聞くことがあります。
どうしてでしょうか?
その原因は「コールドドラフト現象」によるものなのです。
では「コールドドラフト現象」の発生する仕組みについてお話ししていきます。
「コールドドラフト現象」とは
冬の特に夜間では、室外の冷たい空気に冷やされて、窓ガラスの室内側表面が冷たくなります。
このため、窓ガラス付近の室内空気も冷やされて、下降気流が生じます。
このような気流をコールドドラフトと呼びます。
一般家庭のリビングの室温
一般的な気密・断熱性能の住宅の場合、室温は23℃と暖かくても足元は16℃程度ということがあります。
部屋の上下の温度差が7℃もあるということになります。
足元が寒いと感じるのも無理ありません。
上記の温度差が発生する理由
一般的な気密・断熱性能の住宅は、外部の温度の影響を受けやすく、特に窓部の空気が冷やされます。
冷たい空気は下へ、暖かい空気は上へ向かいます。
そして、コールドドラフト現象が起こるのです。
対策
気密性・断熱性を総合的に高めることが重要です。
既築住宅の場合は、窓の内側に断熱シートを貼って窓内の空気が冷えにくくすることで、コールドドラフトを抑えられます。
ただし、毎晩貼る作業は大変ですね。
新築の場合は、断熱性・気密性を高めた住宅を造れば、シートを貼る作業をしなくでも、コールドドラフトは起きません。
まとめ
永く住む家は、快適に暮らしたいものです。
毎年毎年、何十年も寒い思いをしていくのは、今の時代に反しています。
時代と共に家も進化しています。
コールドドラフトの無い家づくりをしましょう。