
オーニングとシェードとテラス屋根これらを一言で表すと庇(ひさし)と言葉で表現できます。
庇(ひさし)とは、
軒に差し出た雨や日光を防ぐための小さい屋根の事です。
つまり、
オーニングとシェードとテラス屋根はどれも雨や日光を防ぐために設置するものです。
たとえばあなたは、日々の生活でこんな経験はありませんか?
・カーテンを開けたいが周りの視線がきになりカーテンを開けられない
・急な通り雨で洗濯物がびちゃびちゃに
・日光が差し込み室温が上がり暑い
これらは、オーニングでもシェードでもテラス屋根でも解決できすが、
それぞれ特徴があるので、
それを理解することによってどのタイプが問題解決できる商品か参考にできるとおもいます。
オーニングとは
オーニング(Awning)という言葉の由来は、英語で直訳すると「日よけ」、「雨よけ」という意味です。
日本では、建物の外に取り付けて、日差しを調整したり、雨をよけたりする機能をも可動式テントをオーニングと呼んでいます。
オーニングのは、電動、手動、電動手動兼用タイプがあり、電動の場合は手元操作ができます。
オーニングにはリモコンスイッチや、風や光の強さいあわせて自動的に動かすセンサーを設置することもできます。
オーニングの7つの特徴
①日よけ効果
室外にオーニングを設置するだけで、ブラインドやカーテンの約10倍の日よけ効果を発揮します。
②紫外線をカットしてくれる
オーニングキャンバスは有害な紫外線を強力にカットします。
またオーニングは、赤外線を和らげ可視光線を優しく取り入れてので、程よい明るさで直射日光にさらされることなく快適に外の空気と触れ合うことができます。
③冷房病対策
エアコンが当たり前の現代社会では冷房病を訴える人が増加しています。
冷房過多は「ストレス」をもたらし、疲れを増大させます。
健康を保つためには自然に近い温度環境へ改善することが大切です。
オーニングで日陰をつくって涼しい外気を取り込むことができ、効果的に冷房病を防ぐことができます。
④保護・プライバシーの保護効果
オーニングは、大切な家具、調度品、ペットや草花を高温や直射日光によるダメージから守ります。
また、部屋でくつろいだり、外で食事をしたりする時も、屋外からの視線を防ぎプライバシーを保護します。
⑤多少の雨なら避けられる
オーニングは、突然の雨から洗濯物、草花、ペットを守ります。
また、雨の日でも子供たちを室外で遊ばせたり、談話したりと、コミュニティーの場が広がります。
店舗では、お客様が雨に濡れることのないスペースを提供できます。
⑥キャンバスを出し入れできる
オーニングを巻上げれば自然光を取り入れることができ、室内の明るさ・温度を自由自在に調整できます。
⑦オーニングキャンバスがカラフル
オーニングキャンバンスで窓辺をカラフルに装うことで、ご自宅や店舗独自のイメージを演出することができます。
季節や改装などでオーニングキャンバスを張り替えれば、常に新鮮なイメージを表現することが可能です。
【オーニングの代表例】
(YKKap) サンブレロ
光触媒コートテント生地という汚れが付きにくい生地も用意されおり、排気ガスなど表面が汚れても太陽の光を浴びることによって油などを分解して汚れをとりやすくします。
(LIXIL) 彩風(あやかぜ)
強度があるので、少しくらいの雨や風なら収納する必要がありません。
彩風にはメッシュのスクリーンを内蔵したタイプもあります。
これはCR型というタイプの商品で、すだれのような目隠し効果も期待できます。
また、建物に取り付けるのが嫌な方のための独立フレームタイプもあります。
シェードとは
シェードもオーニングと同じで「日よけ」としての意味をもっています。
日本では、どちらかというとシェードカーテンといって日差しを調整する窓の内側(室内側)に取り付けるものが主流かもしれません。
シェードの生地は、オーニングのキャンパスに比べて薄く編み込みも大きめで、身近な物でたとえると網戸みたいな素材です。
ですからシェードは、完全に日差しをさえぎるのではなく、編み込みの隙間から木漏れ日があるイメージになります。
シェードの3つ特徴
①日光を優しく遮る
シェードは上記でも説明させて頂いたとおり、網戸の素材を使用しているので隙間があり、完全に日差しをさえぎるのではなくほどよく遮ってくれます。
ただし、シェードは雨よけには使用はできません。
②取り付けがカンタン
シェード生地は軽くてしなやかなので、フック型の金物や紐などで取り付けが可能になります。
建物や取付部分の負荷も少なく、特別な工具がなくても取り付けができます。
③価格が安い
もちろん、価格帯もほぼ生地だけの値段なのでシェードはお安いです。
季節やその時の気分で取り換えも可能それでも、日差しとしての性能は十分です。
【シェードの代表例】
(YKKap) アウターシェード
お好み合わせて6種類の色があり、色によって日差しのカット指数が64%~82%と異なりますので用途に合わせいろいろとえらべます。
窓のメーカーを問わず取り付けか可能です。
(LIXIL) スタイルシェード
こちらは5種類の色があり、最近人気のアッシュブルーが追加されまひた。
上記メーカーと同じで、色によって日差しカットの指数もかわってきます。
こちらも窓のメーカーを問わず取り付けが可能です。
上記メーカーに無い、入隅タイプもあります。
テラス屋根とは
そもそもテラスとは、1階に作られた盛り土(高台)の事をテラスと呼びます。
天然、人工物をとわずテラスと呼びます。
地形のテラスでいうと棚田や段々畑などもテラスと呼びます。
ここで言うテラスは、建物から突き出した1階にある高台の事をテラスと呼びます。
その部分にある屋根の事をテラスと示します。
が、今日では建物の壁に接続して屋根として機能しており、木製・金属製の骨組みに樹脂または金属の屋根材が付いたものをテラス屋根と呼ぶことがほとんどです。
テラス屋根の特徴
テラス屋根には、
・雨よけ
・日よけ
・目隠し
・多目的スペース
上記の通りテラスには4つの特徴があります。
それぞれのテラスの特徴は以下の通りです。
① 雨よけ
テラスは、建物に接しており取り合いの部分には防水のシーリング材を使用しているので、水の侵入も軽減できます。
② 日よけ
テラス屋根に使われているポリカーボネイト材には紫外線を約99%カットしてくれるので、紫外線対策が可能になります。
また、テラスには熱線遮断(熱を吸収する)をするものがありますので、夏場のエアコン代も軽減する事ができます。
③ 目隠し
テラスは、屋根の色や擦りガラス調を選ぶ事によって隣地の高い所からの視線をカットしてくれます。
またオプションで目隠し壁パネルを取り付ける事もテラスは可能なので、人通りの多い家でも視線をさえぎる事が出来ます。
④ 多目的スペース
テラスは、洗濯物を干す事や、椅子やテーブルを置くことによって外リビングなどいろいろな使い方が可能になります。
選ぶ基準
テラス屋根は柱と屋根材で構成されており大きく分けて、建物に取り付ける固定タイプと建物に取り付けず、柱だけで支える独立タイプがあります。
テラスは、アルミ材ものがほとんどでシンプルな形のものが多いです。
屋根の形もデザイン的にすっきりとした平たいフラットタイプや先がカーブになったアールタイプ、フラットタイプに比べて雨や風など吹込みにくい特徴になっています。
あと、テラスを選ぶ際に気を付けたいのは、耐雪性や耐風性。
テラスは、雪に対しては、一般地域用、積雪地域用、多積雪地域用などを揃えた商品も多くみられます。
実際には、設計担当者から適する商品を提案されることになりますが、設置する地域性にあったタイプかどうかの確認を忘れずに。
積雪量や季節によって、雪を落としやすいように、屋根角度が調整できるオプションなど、工夫を施した商品なども提案されています。
どれを選ぶべきなのか?
オーニング、シェード、テラス屋根と3種類を紹介させていただきましたが、
どれを選んでいいか分からない!
そんなときは、テラス屋根がおすすめです。
なぜなら・・・
・テラスは台風などの場合、事前に対策はとれますが、急な突風や暴風などには、オーニング・シェードでは対応できません。
・テラスには、オプションが豊富にありますので、使用される方にあわせてアレンジが可能なのです。
・テラスは、出しいれの操作や、着脱の作業が必要ない。
・テラス屋根材の耐用年数が約倍以上ある
・テラスは少しの(約20㎝)積雪になら耐えられる
上記のことから考えるとテラス屋根がおすすめです。
後は、お住まいになっている地域でも向き、不向きがありますので、近くのエクステリア店やサッシ店などでご相談されたほうが良いかと思います。
ちなみ、私たちも鹿児島でお庭の工事を専門に扱っていますのでご相談ください。