今回は災害に備えた家づくりのお話をします。
九州は台風の災害が多く、土砂・河川の災害も多い地域ともいわれます。
最近では熊本地震に代表されるように地震対策も重要な要素であります。
そこで、災害に対する準備も重要なことになりますので、一般的な疑問をいくつか紹介します。
目次
①太陽光は災害時にも発電してくれるのですか?
②エコキュートの湯水は、災害時に役立つのですか?
③災害の備えとして電気を溜めることはできませんか?
④家の断熱性を高めることが災害時への備えになるのですか?
上記4つの事でお話していきます。
まだまだ色々とあるのですが、私たちの暮らしにおいて、災害の備えは大きなテーマのひとつです。
水や食料の備蓄など様々な備えがありますが、家づくりの段階で工夫できることも多くあります。
また、創エネや省エネとも関係があります。
そんな災害への備えを学んで、家族が安心して暮らせる家づくりをはじめましょう!!
1番目.太陽光は災害時にも発電してくれるのですか?
災害で停電した場合も、太陽光発電の設備の問題がなければ、自立運転に切り替えることで発電した電気が使えます。
ただし、通常と同じように使えるのではなく、専用コンセントを使用し、日射状況に応じて最大1.5KWまでの利用となります。
あくまでも非常用ではありますが、テレビの視聴や携帯電話の充電などには役立ち、災害情報を的確につかむことができます。
2番目.エコキュートの湯水は、災害時に役立ちのですか?
エコキュートは、夜間の電力を利用してお湯を沸かす省エネな給湯器です。
お湯を沸かすためのタンクがあり、3~4人家族に対応するタイプで370Lのタンク容量です。
2Lのペットボトルで180本余りのお湯を貯めており、災害で断水した時には生活用水として活用できます。
物を洗ったり、トイレを流したり、生活に水は欠かせないので安心の備えと言えるのではないでしょうか。
3番目.災害の備えとして電気をためることはできませんか?
できます。それが蓄電池です。
発電した電気を貯めておくことができれば、太陽光発電でも余った電気を蓄えておき、停電時や発電できない夜に活用することができます。
少し前は電気容量やコストの問題がありましたが、大分改良されコストも下がってきてます。
快適に暮らせるだけの電気を手軽に蓄電できるような日は、そんなに遠くないかもしれません。
4番目.家の断熱性を高めることが災害時への備えになるのですか?
寒い時期での災害でライフラインが止まってしまった場合、暖房が全く使えない事が考えられます。
厳しい寒さは疲労を増し、命を危険にさらすことにもなりかねません。
だからこそ、家の断熱性を高め、暖房をつけない状態での自然室温ができるだけ下がらないようにしておくことが大事です。
もちろん、断熱性を高めることは、節電への貢献にもつながります。
まとめ
以上の事以外にも災害時への備えはあると思いますが、家づくりに関係する事を取り上げて説明しました。
東北大震災・福島原発事故を踏まえて、災害への備え、エネルギーの節約と少なからず関係性は深いものがあります。
これからの家づくりは災害にも強く、災害の備えも兼ねた、省エネの家づくりが求められると思います。
家族の安心・安全、地球環境のためにも考えていかなければならないのではないでしょうか・・・